と思ってる方も少なくないと思います。
今回はそんな方に向けてストレスの要因や対処法について、
私自身の転職経験とエージェント勤務の経験をもとに詳しく解説していきます。
こんな疑問を持ってる方におすすめ
こんな悩みを解決できる記事になっています!
この記事を読み終えれば、今あなたが抱えてるストレスは、
乗り越えた方がいいか、その環境から離れるべきか。
また、乗り越える方法、辞める場合の注意点も把握できますよ。
記事前半では転職後1ヶ月で抱えるストレスの要因と対処法を、
後半では会社を辞めた方が良いケースと注意点を解説するので、しっかり読み込んでくださいね!
目次
転職後1ヶ月でストレスを感じるのはごく普通のこと
せっかく転職活動をして入社したのに、転職後1ヶ月で「もう辞めたい…」と考えることは珍しいことではありません。
そう感じている方は他にも多くいます。
以下は「転職直後(入社後1~3ヶ月程度)のストレスの有無」が調査された結果です。
出典:転職“3ヶ月の壁”を乗り越えるには?転職後に感じるストレスと効果的な解消・克服法(パーソルキャリア株式会社)
実は転職をした方の中で、8割以上の方が転職後1~3ヶ月の間でストレスを抱え、退職まで考える人もいるのです。
みんな会社を辞めているわけではない
もし今あなたが、転職して間もない職場で違和感があったり、馴染めなかったりして、
「もう辞めたい」と悩んでいる場合、それは誰もが通る道の途中なのかもしれません。
「ストレスがあった」と答えた方がみな、退職するまで至っているわけではありません。
ほとんどの方が、退職することなく新しい職場で活躍しています。
転職後のストレスはごく自然なものだと捉えて大丈夫です。
転職後1ヶ月で「もう辞めたい」 と思う4つのストレス
転職した直後は、ご自身が自覚している以上に多くのストレスを抱えています。
主に下記の4つの状況が積み重なることが、
「もう辞めたい…」と考えるほどあなたが追い込まれるストレスになり得ます。
覚える業務や慣れないことが多い
人間関係が未構築で頼りづらい
慣れない環境で起こる劣等感
早く結果を出さなければという責任感
覚える業務や慣れないことが多い
転職した直後は、以下のように業務内容を始め、
新しく覚えることや慣れなくて戸惑うことが多く、心身に負荷がかかります。
転職直後に新しく覚えること・慣れなくて戸惑うこと | |
業務外の事柄に関して | ・出勤場所 ・通勤経路 ・通勤にかかる時間 ・昼食場所 ・仕事終わりの付き合い |
事務作業に関して | ・出退勤方法 ・様々な手続きの書類記入 ・支給品(PCやスマホ)管理 ・社内システムの使用方法 ・新しいID・パスワード |
業務に関して | ・業務の進め方 ・社内の人の名前や呼び方 ・関係部署の把握 ・取引先の把握 ・取引先の方の名前 |
1個1個は難しいものではないかもしれませんが、これだけの事柄を同時進行で覚えたり取り組んでいます。
これだけ新しい情報で脳が溢れれば、ストレスがかかるのは当然と言えますね。
人間関係が未構築で頼りづらい
新しい職場での人間関係がまだ構築できていないことにより、
業務に関して依頼すべき相手や質問したい相手になかなか接触できず、
結果的に1人で抱え込んでしまうことは多いです。
入社して間もない職場では、依頼や質問するタイミングを探っている段階です。
特にあまりコミュニケーションが得意ではない方の場合は、
人間関係の構築に時間を要するため、1人で抱え込みやすい傾向があります。
慣れない環境で起こる劣等感
責任感のある人ほど、不慣れな業務上で起こる些細なミスも大きく捉えてしまいます。
独自の社内システムで扱いが難しかったり、報連相の勝手が違うなど、
業務を行う上での細かな違いは様々ありますよね。
細かいミスをしたり、慣れない業務に関して何度も確認を取ったりするうちに
と、自分自身を責めてませんか?
「できるようになりたい」という責任感があるからこそ、
細かいミスでも責任や劣等感を感じやすいことがあります。
早く結果を出さなければという責任感
同じく、責任感のある方ほど「早く結果を出さなければ…」と思って、
自分を追い込んで疲弊してしまいます。
たしかに、中途採用の場合は前職での経験を買われて、
「即戦力」となり活躍することを求められることが多いです。
今いる会社に採用されたということは、
それだけ会社に期待されてると考えてもよいでしょう。
そのような考えがあるからこそ、「早く何か結果を残したい」という気持ちが強くなり、
ただでさえ慣れない環境の中でさらに自分にプレッシャーをかけてしまいます。
転職後1ヶ月で抱えるストレスへの7つの対処法
解説した通り、転職後1ヶ月で抱えるストレスによって
と思い詰めてしまうのは、あなたが誠実で責任感のある方だからこそと言えるでしょう。
そして、そんなあなたを採用したその会社は人を見る目があったと言えます。
転職後1ヶ月で誰もが抱える一時的なストレスによって転職が望まぬ結果になるのは非常にもったいないです。
まずは現在抱えているストレスを軽減させる、下記の7つの方法のいずれかでも試してみてください。
1.今の心情を素直に書き出す
2.相談できる人を1人でも見つける
3.直近で友人との時間を作る
4.旅行や趣味などの予定を立てる
5.睡眠時間を削らない
6.適度な運動を心がける
7.栄養バランスを意識する
1.今の心情を素直に書き出す
今あなたが感じていることを、思いつくままノートなど紙に書き出してみてください。
これをすると、情報過多の脳内が整理整頓され、脳に余裕を持たせることができます。
私も不安やストレスが溜まった時は、とにかく今感じていることを些細なことでもノートに書きだしています。
そうすると脳内も整理され、客観的に自分を見ることもできるためおすすめです。
2.相談できる人を1人でも見つける
社内に1人でもよいので相談しやすい人を見つけることをおすすめします。
話を聞いてくれる相手、弱音を吐ける相手が1人いるだけで、
精神的ストレスはかなり軽減されます。
慣れない環境なのに、自分だけで問題を解決しようとすると、
前述したように脳も心もパンクして体調を崩すおそれもあります。
周りの人を頼ることは仕事で成果を出すには必要不可欠です。
3.直近で友人との時間を作る
転職直後はまだ人間関係が構築できておらず、孤独感を感じやすいです。
1人で悩みを抱え込む前にぜひ友人や家族との時間を作ってみてください。
友人や家族との時間を作ることで「自分は1人ではない」と感じることができます。
また、気心の知れた仲の友人ならきっと抱えている悩みも話せるでしょう。
例えば、仕事終わりに一緒に美味しいものを食べに行くのがいいですね。
4.旅行や趣味などの予定を立てる
楽しみな予定が控えていると大変な状況でも、もうひと踏ん張りできる力になります。
私も転職直後1か月間は心身ともにかなり厳しい状況でしたので、
休日に自分の好きなテーマパークに行く予定を入れたり、
サウナや温泉など1人でリラックスできる時間も作っていました。
ぜひリフレッシュできる予定を立てておきましょう。
5.睡眠時間を削らない
十分な睡眠は仕事による疲労やストレスを軽減させます。
睡眠不足は日中の集中力低下や仕事のミスにもつながるため、
ストレスの悪循環に陥る可能性も。
十分かつ良質な睡眠をとるためのポイントは以下のとおりです。
寝る直前に食事・飲酒しない
寝る1時間前に部屋を暗くする
軽いストレッチで体をほぐす
上記のような体を刺激しない行動を寝る前の儀式のようにすると、
身体や脳が自然と睡眠モードに入っていきます。
厚生労働省の報告を見ると7時間前後の睡眠が、
生活習慣病やうつ病になるリスクが最も低くなると報告もされています。
ぜひ十分かつ良質な睡眠の確保には力を入れてください。
6.適度な運動を心がける
転職後1ヶ月で抱えるストレスへの対処法として適度な運動も大切です。
適度な運動はストレス軽減はもちろん、体調の維持にもつながります。
運動をするとセロトニンやエンドルフィンといった、
精神の安定やリラックス効果をもたらすホルモンが分泌されます。
できる範囲で運動を習慣化してみることをおすすめします。
7.栄養バランスを意識する
ストレスへの対処法として栄養バランスの取れた食事は非常に大事な要素です。
ストレスを抱えてると暴飲暴食したり、 逆に全く食事をしなくなる方もいます。
ただ、そのような乱れた食生活はストレスにさらに拍車をかけ、 心身ともに体調を崩す可能性が上がります。
具体的にはストレスに強くなる以下の栄養素をバランスよく摂取しましょう。
効能 | 食べ物 | |
タンパク質 | ホルモンの生成 | 肉、魚介類、 卵、大豆製品など |
ビタミンC | じゃがいも、さつまいも、 パプリカ、キウイ、柿など |
|
ビタミンB群 | 精神の安定 | 豚肉、レバー、牛乳、 アサリ水煮、など |
カルシウム | 神経の興奮制御 | 乳製品、大豆製品、 小松菜、魚介類など |
マグネシウム | 大豆製品、海藻類、魚介類など | |
ビタミンE | 自律神経の調整 | ナッツ類、魚介類、 大豆製品、穀類、緑黄色野菜など |
あなたの心身は良くも悪くも体内に摂取するもので変化します。
ストレスに対抗するために、栄養素たちを味方につけましょう。
転職後1ヶ月でも「退職した方がいい」3つのケース
転職後1ヶ月で抱えるストレスは誰しもが通る一時的なものである場合が多いです。
そのストレスによってせっかく縁のあった会社を辞める形になるのはもったいないです。
しかし、以下のようなケースに当てはまる場合は、辞める選択肢も検討してください。
反道徳的な業務を強要される
セクハラやパワハラがある
契約内容と実際の業務が異なる
どんな場合でも、あなたの心身の健康を第一優先に考えてください。
詳しく見ていきましょう。
反道徳的な業務を強要される
文書や数値の改ざん、顧客に伝える義務がある事柄を口止めさせられるなど、
モラルやあなたの倫理観と照らし合わせた時に「これはやってはダメだろう」
と思う業務を強要されるような場合、早めに次の転職先を探した方がいいです。
そういった職場では、誰も悪いことを指摘できない風潮もさることながら、
刑事事件に発展するケースもあります。 最悪、指示に従っただけとはいえ、
事実として手を貸してしまったあなたも責任を問われる可能性があります。
セクハラやパワハラがある
セクハラやパワハラがあるような場合も、無理してその会社に留まる必要はありません。
そんな職場に居ても遅かれ早かれストレスで体調を崩して退職するような事態になり兼ねません。
セクハラしてくる上司やみんながいる前で怒鳴ったりする先輩がいたら、
会社の人事などに相談してみてくだい。
その上で、その職場ではセクハラやパワハラが当たり前の状態の場合、
いずれストレスで体調を崩して退職するような結果になるため、 早急に退職を検討しましょう。
契約内容と実際の業務が異なる
書面で交わした労働条件と異なる業務をさせられるような職場も 離れた方がいいです。
契約を守らないような会社は、長期的に勤めても様々な業務を押し付けてきたりなど、
労働環境に危険性が存在します。
事務職で入社したのに営業に行かされたり、就業時間が明らかに異なるような場合は、
まず事実を記録し、採用を担当した人事など会社側に説明を求めましょう。
転職後すぐに辞めた場合の再就職に向けた3つのポイント
色々悩んだ末、短期間での退職を決意した場合、
下記の再就職に向けたポイント3つは意識して活動をしてください。
・退職に至った理由を洗い出す
・早めに転職活動は進める
・自分の責任もあると認める
上記を意識しないと短期離職という事実が選考でマイナスに働いたり、
仮に転職できても同じ辛い状況を招く恐れがあります。
なるべく早く次の転職先を見つけた方がいいのは確かですが、
焦って転職活動をなんとなく進めてもいけません。
退職に至った理由を洗い出す
次の転職先でも同じような辛い状況にならないように、
今回、短期離職に至った理由を細かく洗い出しておくことが大切です。
どうして今回退職するまで至ったのか
どんな場面で自分がストレスを感じるか
次の転職先には何を求めるか
など、これまでを振り返って問題点などを洗い出します。
何度も転職を繰り返すのは容易なことではありませんし、
何枚も履歴書を書いたり、面接で膨大なエネルギーを消費するのも大変ですよね。
しっかり問題点を洗い出してから転職活動に臨みましょう。
早めに転職活動は進める
焦ってはいけませんが、早めに転職活動することは非常に重要です。
仮に在籍中に転職先が見つからず、
離職期間が長くなると就職しづらくなるケースがあるからです。
具体的に離職期間が3か月以上空くと、 面接でその理由を深掘りされることが多いです。
就職に不利にならないためにも、早めに転職活動を進めることは重要です。
転職先はまだ決めずに退職しようと考えてる場合、リスクも把握しておきましょう。
以下の記事で【次を決めずに退職するリスク】も解説してるので、参考にしてください。
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自分の責任もあると認める
短期間で退職した会社がいわゆるブラック企業だったとしても、
自分の非も認めることも再就職を目指すには大切です。
「企業分析が不足していた」など、反省点を見つける姿勢は、
物事を自責で捉えて成長できる人材と評価されます。
一方で、会社を責めるばかりだと
と企業は考え、採用に慎重になります。
と自分の非も認めてその経験から得たものや改善点を伝えることで、
短期離職をポジティブな印象に変えることもできます。
まとめ
本記事では、転職1ヶ月で抱えるストレスの理由とその対処法などを解説してきました。
転職後1ヶ月で「もう辞めたい」と思う主な要因として、以下の4つが考えられます。
転職後に抱える4つのストレス
1.覚える業務や慣れないことが多い
2.人間関係が未構築で頼りづらい
3.慣れない環境で起こる劣等感
4.早く結果を出さなければという責任感
一部気づかない内にストレスになっているものもあるため注意が必要です。
そして、ストレスには以下の7つの対処法を1つでも試してみましょう。
転職後1ヶ月で抱えるストレスへの7つの対処法
1.今の心情を素直に書き出す
2.相談できる人を1人でも見つける
3.直近で友人との時間を作る
4.旅行や趣味などの予定を立てる
5.睡眠時間を削らない
6.適度な運動を心がける
7.栄養バランスを意識する
しかし、以下のような職場は対処法どうこうではなく「早めに退職した方がよい」ので、
転職エージェントを上手く使って、なるべく早く次のステップへ行きましょう。
転職後1ヶ月でも「早く退職した方がよい」職場
・反道徳的な業務を強要される
・セクハラやパワハラがある
・契約内容と実際の業務が異なる
やむなく短期間で退職し、転職活動する場合は以下の3つのポイントを押さえることで、
短期離職をポジティブな印象に変えることができます。
短期間で退職する場合の転職活動のポイント3つ
・退職に至った理由を洗い出す
・早めに転職活動は進める
・自分の責任もあると認める